京都の賃貸情報サイト 京都ライフ>お役立ちコラム>上京区は住む人に優しい町 シニアでも賃貸物件が借りやすくなるための方法

上京区は住む人に優しい町 シニアでも賃貸物件が借りやすくなるための方法

北野天満宮

京都市上京区は「京都らしさあふれる町」です。神社やお寺が多く、静かでとても落ち着いています。幅広い年代の住民が暮らしており、スーパーや病院、コンビニ、商店街など、生活に密着した施設が沢山あるので不自由は感じません。
そんな上京区にも高齢化の波は来ています。家族が減り、持ち家を手放して賃貸物件を借りようと考えている方や、賃貸物件は借りられないと思い込んでいるシニアの皆様に向けて、シニアでも賃貸物件が借りやすくなる方法などをご紹介いたします。

京都市上京区という町

はじめに京都市上京区について少し触れたいと思います。 京都市上京区には緑の多い京都御所や伝統工芸の西陣織会館、古くから建ち並ぶ京町家など、他にもたくさんの観光地が点在しています。また季節に応じた市民の暮らしぶりや行事も、上京区を訪れる観光客の目を楽しませています。いかにも京都らしいこの町には古くからの伝統だけでなく、若手アーティストとコラボレーションされた建物や造形物なども見られるため、新旧が融合した町と言えます。
遅くまで開いているスーパーやコンビニもありますが商店街も多く、商店街を利用する人たちはお年寄りや小さな子どもを連れた親子連れ、学生、一人暮らしをしている若者など様々です。そのなかでもやはり目立つのはお年寄り達で、昔から上京区に住むお年寄り達は、買い物だけでなくコミュニケーションの場としても活用していらっしゃいます。

高齢者が暮らす家

民家

上京区のお年寄り達は愛着のある家に長年暮らしており、家の老朽化や掃除の負担、段差のある生活のしづらさなどを日々心配していらっしゃいます。愛着のある家を離れられない、他の地域に行っても頼る人がいないといった理由から長年住み続けていらっしゃいますが、大きな家に住んでいると「介護してもらいにくい」「もしもの時に助けを呼びにくい」といったデメリットも出てきます。 もしも今住んでいる家に住みにくさを感じているなら、思い切って暮らしやすい賃貸物件への入居も一つの選択肢かもしれません。

高齢者が賃貸物件を借りるために必要な事

とはいえお年寄りが賃貸物件を借りる時は、色々な条件をクリアする必要があります。例をあげると、家賃の滞納や孤独死などの問題ですが、連絡の取れる身内が近くにいれば大きな問題ではありません。
ですがお年寄り本人が携帯電話を持っていない、自宅に固定電話が無い場合は、賃貸物件への入居を断られることもあります。

賃貸物件を借りやすくするためには

シニア世代

お年寄りは賃貸物件を手軽に借りることはできないのでしょうか?実は「断られる可能性が高くなる」というだけで、きちんと家賃や自身の保証ができていれば全く気にする必要などありません。ここではお年寄りが賃貸物件を借りやすくするための方法をご紹介いたします。

家賃の滞納が不安なら、一般財団法人の「家賃債務保証」を利用してみる

この制度はお年寄りや障害者世帯、子育て世帯、外国人世帯などを対象に連帯保証人の役割を担ってくれるという制度です。保証の対象は家賃の滞納と退去時の原状回復費用です。あくまで一時的な救済措置なので、後日賃金の請求が発生しますが、急に体調を崩して入院することになった、ケガのため自宅療養をしていて収入が少ない場合などにはとても助かります。

お年寄り向けの賃貸物件を借りる

高齢化社会に伴い、最近では「高齢者入居可」「高齢者歓迎」といった賃貸物件も増えています。お年寄りが安心安全に暮らせるようにバリアフリー化されている物件や、普段の生活に関する相談に乗ってくれる相談員がいるといった物件もあります。気になる人は一度不動産会社にお尋ねください。

最後に

お年寄りが賃貸物件を借りるためには、クリアすべき条件がいくつかあります。先ほどご紹介した「賃貸物件を借りやすくするための方法」以外にも、身内が近くに住んでいる、かかりつけ病院が近くにあることなどを伝えれば、案外スムーズに入居の話を進められるかもしれません。
お年寄りが自分の足で何件もの賃貸物件を見に行くのは大変なことなので、身近にいる人にお願いしてインターネットであらかじめ物件を見つけておくのもおすすめです。現在の住まいに生活のしづらさを感じているなら、住まいの見直しをして、生活をシンプルにしてみませんか?