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京都で一人暮らしをはじめるなら「家賃相場」を知っておこう!

京都の街並み

進学や就職にあたって、憧れの街である京都で一人暮らしを始める方は多いと思います。なんといっても京都市は学生の街とも言われていて、大学の数も多く、人口の10分の1が学生というデータもあります。
そんな京都で一人暮らしを始める上での物件選びはとても大切です。家賃相場の見積もり方を整理しつつ、京都での一人暮らし物件の選び方をお伝えします。

家賃相場の決まり方

マンションや一戸建てなどの家賃の相場は、様々な要素が重なって決まっていきます。以下が、その主な要因となっているものです。

都心への距離

都心に近ければ近いほど相場は高くなります。

最寄駅への距離

最寄駅に近ければ近いほど相場は上がります。また、電車の駅が遠く、バスを利用しなければいけないような地域の相場は下がる傾向にあります。

交通機関の利便性

複数の電車が停車する駅や、駅前の商業施設が充実している場所ほど相場は高いです。

築年数

新しければ新しいほど相場は上がります。

設備

浴室とトイレ、台所やインターネット環境など、生活的インフラの設備が充実すればするほど相場は高くなります。

取引時期

学生の卒業から入学シーズン、新社会人生活が始まる春には入居希望者が多くなるため、相場が高くなる傾向があります。

京都の家賃相場を詳しく見る

初期費用にかかる相場

お金のやりくり

敷金の相場

敷金は、前もって部屋の破損や汚れの修繕費や、万が一の家賃滞納に備えて、一時的に預けておき、何も問題がなければ退去時に返金されるお金のことです。その敷金の相場は大体、その賃貸の家賃一カ月分と言われています。

礼金の相場

礼金とは、入居先の大家さんに「入居への感謝の意」を示すために支払うお金ですが、こちらも相場は家賃一カ月分と言われています。

仲介手数料の相場

仲介手数料とは、賃貸を紹介してくれた仲介業者に支払う報酬のことです。その不動産屋及び、選んだ部屋によって仲介手数料は異なってきますが、おおよそ家賃一カ月分+消費税ということが多いです。所によっては半額や無料になることもあります。

保証会社利用料の相場

保証会社利用料は、保証人の代わりになる会社を利用する費用のことです。保証会社なく保証人のみで入居できる物件では支払うことはありません。相場は家賃の半月~一カ月分です。

鍵交換にかかる費用の相場

前の入居者の時の鍵を、自分が使う鍵に交換する費用です。防犯性の低いもので約15,000円ほど、高いもので20,000円以上となることがあります。

火災保険料の相場

火事などで燃えた建物や家具を保証してくれる保険の費用です、こうした賃貸の場合は不動産屋が指定している保証会社以外は選べないパターンが殆どです。おおよそ15,000円ほどかかります。

これらの相場はあくまで目安で、地域によって異なることがありますが、この辺りは最低限必要と考えておくべきでしょう。そのうえで、京都で一人暮らしするとなれば、どれくらい家賃がかかるのかを知っておく必要があります。家賃がわかれば、おおよその初期費用も割り出すことができます。まずは京都市の平均家賃相場データを見てみましょう。

■京都市の平均家賃相場

北区 4.2万円 上京区 5.4万円
左京区 4.6万円 中京区 6.3万円
東山区 5.4万円 下京区 5.0万円
南区 4.9万円 右京区 4.8万円
伏見区 4.0万円 山科区 4.5万円
西京区 4.9万円

以上を踏まえて、初期費用をシミュレーションしてみましょう。
京都市内の平均家賃相場データを見てみると、一番安いのが伏見区の4万円、中間にあたるのが下京区の5万円、そして一番高いのが中京区の6万3千円。仮に下京区の平均である家賃5万円の賃貸に入居するとした場合、初期費用を相場に当てはめるとどうなるか計算してみます。

敷金(家賃一カ月分)=50,000円
礼金(家賃一カ月分)=50,000円
仲介手数料(家賃一カ月分+税)=50,000+(50,000×8%)=4000円
鍵交換費用=15,000円
保証会社利用料(ここは家賃一カ月分で計算します)=50,000円
火災保険料=15,000円

大雑把になりますが、合計して184,000円ということになります。さらに賃貸によっては前家賃で50,000円かかることもあるので、家賃が5万円の賃貸の場合初期費用は20万円を超えることになります。

しかし、賃貸や不動産屋によっては、初期費用のうち敷金や礼金をカットしたパターンの物件もあり、うまくいけば初期費用を抑えることができることもあります。まずは自分が暮らす予定の京都の地域の家賃相場を知り、そこからかかる初期費用を大きめに見積もり、その上で不動産屋の提示するプランと照らし合わせて、少しでもお得な賃貸を探しましょう。

最後に

一人暮らし

一人暮らしにおける家賃相場の把握は大切です。特に京都は学生の街でもあり、京都に住む人口の10人に1人は学生だとも言われています。それだけあって、一人暮らしの物件も多い反面、人気もあります。
京都は中心地である河原町などへのアクセスが、交通機関が整っていることもあり他の地区からも短い時間で容易に可能です。阪急沿線沿いの右京区や、地下鉄東西線沿いの山科区、京阪沿線沿いの伏見区などは便利なアクセスにも関わらず、家賃相場もお求めやすい物件が多いです。京都での一人暮らし物件探しはその辺りを念頭に置きつつ、初期費用の条件や自分に合った条件を考慮したうえで、快適な住まいをお探しください。