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【一人暮らしの初期費用】3つの項目とコストを抑えるための工夫

引っ越し

学校や勤務先が実家から遠く離れている場合、時間をかけて通うよりも一人暮らしをするほうが心身に余裕が生まれる場合があります。でも一人暮らしを始める時って、初期費用がどのくらいかかるのか分からず不安ですよね。今回は一人暮らしを始めるための一般的な初期費用をご紹介いたします。よろしければコストを抑える工夫も併せてご覧ください。

一人暮らしの初期費用

一人暮らしを始めるにあたって、もっとも出費が大きくなる3つの費用について、最初にご紹介します。

初期費用は大きく分けて3つ

①賃貸契約の費用

賃貸契約を最初にする際、「初期費用」というものが必要になってきます。この初期費用に含まれる内訳については後で詳しく説明をしていきますが、よく耳にする「敷金」や「礼金」などが含まれています。

②引っ越し費用

引越し費用は引越しの時期や、荷物の量、移動距離などで変わります。安く済ませたい場合はレンタカーを借りて自分で荷物を運んだり、友人や家族に手伝ってもらうという方法もあります。

③家具家電や日用品の購入費用

家具家電は決して安くない買い物ですので、実家から持っていくのか、それとも新たに購入するのかによって必要な費用が変わってきます。ただし実家から家電類を持っていく場合、家電の購入費用が抑えられる代わりに引越し費用が高くなるので、どちらを優先するのか考えておきましょう。

賃貸契約時に必要な初期費用

先ほど説明にあげた、初期費用ですが具体的にいくらくらいが必要で、どのような内訳になるのでしょうか。こちらで詳しく説明します。

一般的な初期費用の内訳

初期費用で必要になる費用の相場は大体「家賃の4.5~5ヶ月分」になります。
しかし仲介会社や物件によっては仲介手数料無料や、敷金礼金がない場合もあり、変動しがちです。

初期費用の内訳は以下の通りです。
①敷金(家賃1ヶ月分)
②礼金(家賃1ヶ月分)
③仲介手数料(家賃1ヶ月分+税)
④前家賃(家賃1ヶ月分)
⑤日割り家賃(入居する日によって変動)
⑥保証会社利用料(家賃0.5~1ヶ月分)
⑦火災保険(約15000円)
⑧鍵の交換費用(約15000円)

よって、家賃が6万円の場合は約27~30万円が初期費用として必要になってきます。

引っ越し費用

カレンダー

進学や就職で引越しをする人が多くなる1~4月は繁忙期になり、引越し費用も高くなる傾向にあります。
そのため、引越し費用を安く抑えようとすると、繁忙期以外の閑散期などを狙う必要があります。特に5~7月は閑散期なので、この時期は格安で引っ越すことが可能です。荷物が少ないのであれば、単身引越しパックなどを利用するという方法もあります。

引越し費用は移動距離によっても変動しますが、値段の切り替わりは「移動距離が500㎞」が目安になります。
単身の引越しは安ければ5~6万円、高ければ12万円と非常に幅が広い傾向があります。お得なキャンペーンなどを利用してできるだけ安く引っ越したい場合は、複数の引越し会社を一度で見積もれるサイトなどで比較をしてみると良いでしょう。

生活用品購入費用

生活用品がなければせっかく引っ越しても生活をすることができません。そこで、事前に購入しておいた方が良い物と、引越し後に購入する物を調べてみました。

引っ越し前に購入しておくもの

①ベッドや寝具類(約20000円)
②掃除機(約4000円)
③カーテン(約3000円)
④トイレ用品(約2000円)
⑤バスグッズ(約3000円)
⑥タオル類(約5000円)
⑦ゴミ袋(約1000円)
⑧歯ブラシと歯磨き粉(約1000円)
※新居にない場合はエアコン(約30000円)

引っ越し後に購入するもの

①冷蔵庫(約26000円)
②洗濯機(約30000円)
③電子レンジ(約8000円)
④炊飯器(約7000円)
⑤テレビ(約25000円)
⑥パソコン(約50000円)
⑦収納棚(約7000円)
⑧アイロン(約5000円)
⑨テーブル(約10000円)
⑩ソファ(約20000円)
⑪食器類(約5000円)

家具家電は実家から持ってくる他、友人から使わなくなったものを譲り受けたりすると費用を抑えることができます。

初期費用を浮かせる工夫

カレンダー

一人暮らしを考えていたけれど思っていたよりも費用がかかってしまうと思った方は、初期費用を抑える工夫をしてみてはどうでしょうか?
最後に、初期費用が安くなるポイントを5つご紹介します。

"ゼロゼロ物件"を探す

敷金と礼金が不要な物件はかなり初期費用を節約することができます。ただし物件によっては立地条件や設備があまりよくないこともあります。他にも、退去時の支払いが高額になる場合もありますので、お部屋を決める前にしっかりと確認をしておきましょう。
また、最近は入居から一定期間の間、家賃がかからない「フリーレント物件」というものもあります。フリーレント物件を借りる際は、家賃無料期間終了後の条件を忘れず確認しておきましょう。

入居日を月のはじめにしてもらう

初期費用には家賃2ヶ月分と共益費2ヶ月分の「前家賃」が含まれていることがあります。しかし物件の契約や入居日を交渉することで一度に2ヶ月分の家賃を払わなくても大丈夫になることがあります。
入居日を月初めにすると、1ヶ月分の家賃は発生しますが、前家賃は発生しなくなります。しかし月の途中で入居した場合は日割り家賃と前家賃が必要になるので、初期費用を掛けたくない場合は入居日を大家さんや仲介会社と相談するようにしましょう。

繁忙期を避ける

前述した通り、繁忙期の引越しは高額になります。閑散期である5~6月のゴールデンウィーク以外は希望の日程で引越しができる確率が高く、また気候も過ごしやすいこともあって引越しをするには非常に向いている時期です。

家電はセット購入を選ぶ

家電量販店や通販サイトで実施している新生活応援キャンペーンを利用すると、生活に必要な家電をまとめて購入でき、割安になります。
また、家電を買う場所によっては間取りから最適なサイズの家電を選んでくれるサービスがあったりしますので、どのサイズを選べばいいのかわからない場合は間取り図を持って相談に行くと良いでしょう。

ディスカウントショップで購入する

ディスカウントショップを上手く利用することで、日用品にかかる出費などを抑えることができます。特に洗剤などの消耗品はスーパーよりも安く手に入ることがありますので、少しでも出費を抑えたい場合はディスカウントショップも忘れずにチェックしておきましょう。

初めての一人暮らしは不安なこともあるでしょうが、自分で自分のことは全てすることで、生活力が非常につきます。また、自由な時間も増えますので、趣味ややりたいことに全力で励むこともできます。
ぜひすてきな一人暮らしをお得に始めてくださいね。