【一人暮らしの光熱費】節電タップの利用で待機電力の消耗を防ごう

2022/05/16

電気代

節約項目として食費の次に有効なのが光熱費ではないでしょうか。一人暮らしの場合、光熱費の節約にマイペースで取り組むことができます。今回は光熱費のうちの電気代にスポットをあてて、知らない間に消費している待機電力や、待機電力を節約するための方法についてご紹介いたします。

一人暮らしなのに電気代が高い!?

一人暮らしだからそれほどかからないだろうと油断していると、意外と高くついてしまうのが電気代です。一人暮らしなのにどうしてこんなに?と疑問に思ったことがある方も多いのではないでしょうか。そこで、なぜ電気代が高くなってしまうのかを調べてみました。

待機電力が占める割合

家電などはたとえ使っていなくても、コンセントが挿さっているだけで電気を消費します。それが待機電力と言われるものです。
この待機電力は電気代における2割を占めていると言われていますが、一人暮らしの場合はもっと割合が高い場合があるんです。朝から夕方まで仕事で家を空けていた場合、ほとんどの家電は夜か朝の短い時間にしか利用しないことになります。つまりコンセントが挿さっている状態だと、昼間のほとんど何もしていない状況で相当な電力が待機電力として消費されていることになるんです。

待機電力が高い家電ベスト3

そんな中でも特に待機電力が高い家電のベスト3がこちらになります。

一位 ガス温水器

ガス温水器の待機電力は他を圧倒するほどの割合です。なんと全体の消費電力の2割がこのガス温水器と言われるほどです。電源をオフにしても、それは操作パネル部分にしか反映されませんので意味がありません。お湯を沸かす行為はガスを利用したものになりますが、お湯の温度やお湯の量を調節したり測ったりするのは全て電気を利用しています。そのため、電気代を節約したいのであればお湯が沸いた後にコントローラーパネルの電源をオフにする必要があります。一番節約をする方法は完全にガス温水器をオフにしてしまって、お風呂のお湯も手動で入れてしまうという方法があります。

二位 エアコン

エアコンを全く使わないという人はいっそのこと電源コンセントも抜いてしまいましょう。エアコンのコンセントは刺しているだけで1台につき月50円の電気代が発生します。1台しかエアコンがなければ年間600円程度で済みますが、複数のエアコンがある場合は年間で何千円もかかっている場合があります。
エアコンは使う時だけコンセントを挿すようにするのが一番ですが、挿してすぐにエアコンを使うと故障する原因になることがありますので、少し時間を空けてから使うようにしましょう。

三位 温水洗浄便座

温水洗浄便座の中でもっとも電力を使うのは温水便座です。温かい便座は冬には非常にありがたいですが、実はかなりの量の電力を消費しています。そのため、使用する時以外はコンセントを抜いておくか、完全に利用しない場合は便座シートを利用するなどして冬場を乗り切りましょう。

節電タップの効果

タップ

そこでおすすめなのが、節電タップを使うことです。 節電タップとは延長コードにスイッチがついているようなもののことです。節電タップを利用すれば、わざわざコンセントを抜かなくてもスイッチを押すだけで電気の供給を完全に遮断することができます。

1年で約1,000円の節約が可能!?

節電タップには様々な種類がありますが、安くて1個1000円程度で購入することができます。待機電力は光熱費のおよそ5~6%を占めると言われています。この電気タップを上手く活用することで、1年で1000円以上の節約も夢ではなくなります!つまり、電気タップを購入しても1年ほどで元が取れるということになるので、翌年以降は電気タップ料金がかからず、黒字にすることができます。

節電タップを使う時のポイント

室内

それでは光熱費を抑えるために電気タップを利用する場合、どのようなポイントに気を付ければいいのでしょうか?最後に4つのポイントをお教えいたします。

こまめにオフにする

節電タップを利用していても、ちゃんとオフにしておかないと光熱費は安くなりません。出かける際や使わない時はできるだけ忘れずにスイッチをオフにするようにしましょう。

消費量の大きい家電を優先にする

固定電話がある場合や、インターネット機器は待機電力のカットが難しい電化製品です。そのような家電は節電タップに接続する必要はありません。できるだけ待機電力の大きな家電を優先的に接続しましょう。特におすすめなのはテレビ、BD・HDD・DVDレコーダー、パソコンなどが待機電力の割合が多く、節電がしやすい家電になります。

おすすめは"光らないタップ"

節電タップには様々な種類がありますが、その中でも多いのがスイッチをオンにしている時にスイッチ部分が光るタイプのものです。しかし、その光るタイプのタップはランプ部分に電力を使うため、わずかではありますが節電タップにも関わらず待機電力が発生してしまいます。複数のスイッチがついているものであれば、待機電力はその分増えてしまいます。そのため、光熱費をできるだけ下げたいのであれば節電タップは「光らないタイプのタップ」をおすすめします。

一括スイッチと個別スイッチを使い分ける

一括スイッチは出かける前や就寝前に家電の電気を全てオフにしたい時には重宝しますが、もし家電を使いたい場合は他の家電のスイッチまで一緒に付けなければなりません。
一方、個別スイッチタイプは使用する家電にだけスイッチを入れることはできますが、逆に全ての家電の電気を切りたい時も全てのタップのスイッチを入れなければなりません。
そのため、個別スイッチと一括スイッチが一緒についているタイプのものを購入し、シーンに合わせた使い方をするのがもっともおすすめの方法です。

まとめ

一人暮らしだからこそ、無駄な出費を抑えて貯金や趣味などに投資したいですよね。光熱費を安くするにはできるだけ不要な電気の供給をなくすことが重要です。ぜひ節電タップを上手に使って、光熱費を安く抑えましょう。

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