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京町家に住もう!借家で気軽に京暮らしを味わう2018/11/02


他府県から京都に移住する人にとって「京町家」に住むことは一つの憧れでもあります。

京都市は「1950年以前に建てられた伝統的木造軸組構法で建築された木造家屋」を京町家の定義として定めています。京町家の特徴として間口が狭く奥に長い「三軒間口」や「うなぎの寝床」、「犬矢来(いぬやらい)」と呼ばれる竹や木を緩くカーブさせた玄関先の泥除け、屋根の上に飾ってある「鍾馗(しょうき)さん」と呼ばれる魔よけの人形などがあります。今回は京町家の現状やメリットなどの魅力をお伝えします。

1.京町家の現状

全国各地で広がる「空き家問題」は京都も例外ではありません。京町家が多く立ち並ぶ京都の中心街も、京町家に住んでいた高齢者が老人福祉施設への移住を希望し、次第に京町家の空き家が増えていきました。管理をする人がいなくなった京町家は老朽化が進み、年間約100軒ペースで取り壊されているという厳しい状況でした。

ところが近年、観光客の増加に伴い京町家の借家を利用して宿泊施設として利用する動きが活発になっています。京町家での宿泊は海外や他府県の方からするとエキゾチックで魅力あふれる体験であり、宿を提供する側にとっても空き家のまま放置せずにすむため、結果的にWIN-WINであるといえます。

京町家の利用方法は宿泊施設としてだけでなく、他府県から移住し借家として実際に暮らしている方も多くいらっしゃいます。なかには京町家に宿泊したことがきっかけで、京都に移住を決めたという方もいらっしゃいます。では京町家を借家として利用するとどのようなメリットがあるのでしょうか?

2.京町家の借家を借りるメリット


①利便性の良さ

京町家は市街地に多いため、公共交通機関が充実しているので利便性がとても良いです。

②季節の風情を感じられる

家屋の奥には中庭があり、部屋にいながら外の景色を眺められるので季節を感じられます。

③通気性がよく快適

木造建築なので気密性の高いマンションと違い通気性が抜群です。建具などの建材にも木を使用しているため、冬場に暖房をつけても結露が発生しにくくカビの発生を心配する必要がありません。

④親密感がある

京町家の借家は部屋数が多いのでルームシェアやファミリーで済むには最適といえるでしょう。壁がないため心理的な隔たりがなく、同居する人や家族との絆が感じられます。

3.京町家を借りる際に気を付けるデメリット

反対に京町屋を借家として使用する際には気を付ける点もあります。

①プライバシーを守る

先ほどもお伝えしたように、京町家には壁がありません。間仕切りには襖や障子が使われているので、他人とルームシェアをする際はプライバシーを尊重する必要があります。

②京都の冬の底冷え

京都の冬は底冷えします。台所は土間と呼ばれる廊下にあり、トイレも屋外に設置されている場合が多いので、冬場の炊事などはとても冷えます。現在京町家の借家に暮らしていらっしゃる方の中には、暖を取ったり煮炊きをするために七輪を活用しているとの声も聞かれます。

③耐震について

京町家は築年数が古いため、耐震工事が行われているか確認する必要があります。借家として貸し出す前に耐震補強工事をしている所有者が多いと思いますが、念のため確認しておきましょう。

④濃密なご近所付き合い

京都は昔からご近所付き合いが濃密です。慣れ親しい近所の家の子どもを預かり晩御飯を食べさせたり夏には「地蔵盆」といって町内会でお地蔵様をお祀りする風習があります。近所付き合いが苦手という方は慣れるまでが大変かもしれません。

最後に

京町家を購入すると維持費などがかかるため、まとまった資金が必要になります。しかし借家なら簡単なメンテナンスだけで気軽に京都の暮らしを味わうことができます。

冬の底冷えや濃密なご近所付き合いなど慣れない点が数々ありますが、借家に住んでいる間はそれらも含めて「住めば都」といわれる京暮らしの一つとして楽しんでみるのも良いかもしれません。

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